/
    2023.4.19   日本経済産業省

    日本経済産業省は2023年4月19日、『対日M&A活用に関する事例集』を発表しました。海外資本を活用して、企業変革・経営改善・飛躍的成長につなげた日本企業のケーススタディです。掲載内容は豊富で72ページもあり、対日M&Aの際には良い参考資料となります。

    事例集の概要
    ◼ 近年、複数の日本企業が、海外資本の持つグローバルネットワークやノウハウ等を活用して、海外販路の拡大や経営の高度化、人材の強化・育成などを実現している。
    ◼ 日本政府としても、海外からの人材・資金の呼び込み(高度外国人材及び対日直接投資の促進)に取り組んでおり、海外資本の活用方法の一つである外国企業又は海外プライベートエクイティファンド(以下「PEファンド」という)による日本企業へのM&A(以下「対日M&A」という)の件数・金額も増加傾向にある。
    ◼ 本事例集では、海外資本を有効に活用した対日M&A18事例に加え、海外PEファンドから出資を受けたスタートアップ2事例も取り上げ、対日M&A等のメリットや留意点、成功のキーファクターなどを研究した。
    ◼ 急激に変化する経営環境において、企業が持続的成長を続けるためには、事業ポートフォリオの見直しやイノベーション創出、グローバル展開の強化、DXの推進や生産性・収益性の向上、ESGやダイバーシティ経営等の困難な課題への迅速な対応が必要である。
    ◼ これらの参考となるよう、各事例では、課題解決に向けた取組や成長過程を、具体的な従業員の声とともに記載している。また、サクセスストーリーだけでなく、ステップバイステップの地道な取組や厳しい判断を迫られたケースも少なくない。この点について、より実践的な事例集となるよう、対日M&A等の良い面だけでなく、具体的な苦労などにもできる限り触れるよう留意した。
    ◼ 本事例集が、読者である皆様の企業における経営課題解決や成長の加速に向けたヒントにつながれば幸いである。

    発表内容の詳細は、以下のウェブサイトから参照可能です。
    https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230419002/20230419002-a-1.pdf