2025.03.14

台湾上場企業であるSilitech Technology Corporation(台湾証券取引所:3311、以下「Silitech Technology」)は、2025年3月14日、富士通株式会社の子会社であるFDK株式会社(東京証券取引所:6955、以下「FDK」)の公開買付(TOB)を成功裏に完了したことを発表しました。本件M&Aにおいて、予定していた株式数の取得を達成し、Silitech TechnologyはFDKの株式45%を保有することとなりました。

M&Aの目的
Silitech Technologyは台湾に設立され、主に電子部品および電池製品の研究開発と生産を行い、国際市場の開拓を積極的に推進することで、グローバル競争力の強化を図っています。

FDKは1950年に設立され、主に各種電池や電子機器の製造・販売・輸出を手掛けており、電池モジュール、エネルギー貯蔵システム、次世代電池/エネルギー関連機器などの分野にも事業を展開しています。

買収後の計画と影響
•    経営計画:FDKの東京証券取引所での上場を維持し、両社の協力を深化させ、事業規模を拡大する。
•    財務および事業運営への影響:本買収により、Silitech TechnologyとFDKのシナジー効果が強化され、1株当たり純資産価値および利益の向上が期待される。

本件買収は、Silitech Technologyの国際市場拡大の一環であり、企業の成長と競争力のさらなる向上に寄与する見込みです。

買収条件
取得株式数:15,527,400株(FDK発行済株式の45%)
買付価格:1株あたり435円
買付方法:全額現金払い
資金調達方法:Silitech Technologyの自己資金

日程
2025年2月13日:公開買付開始
2025年3月13日:公開買付期間終了
2025年3月14日:買収成功の発表
買収完了後5営業日以内:売却株主に対する支払いを実施